「伝えたい日本のこころ」 ( 2 )

日本武道館発行 月刊『武道』表紙絵と巻末の解説文の連載です。
後世に語り伝えたい日本の歴史ものがたり、日本人の心のルーツにある
お話を描いています(2008~)

野中兼山——海に捨てたはまぐり

野中兼山——海に捨てたはまぐり

野中兼山——海に捨てたはまぐり 「伝えたい日本のこころ」第九話です。夏の甲子園大会中止発表に日本じゅうが心痛めた中、三重県桑名市から、心温まるニュースが届きました。もと高校球児が経営するはまぐり料理店では、高3限定で、はまぐりのフルコースが半額になるそうです。https://headlines.yahoo.co.jp/...
「青葉の楓」の教え

「青葉の楓」の教え

五月二十四日 日曜日の朝です。いよいよ東京も、明日には自粛解除となるかどうかのこの日、ちょっと書き留めます。世田谷コミュニテイ財団の、新時代を担う女性リーダー・水谷衣里さんに、「みんなでソロさんぽ」というコミュニティにお誘いいただきました。昨夜が初zoomミーティング、「お散歩の増えたこの機会に、地元世田谷をもっと知ろ...
称名寺「青葉の楓」

称名寺「青葉の楓」

称名寺「青葉の楓」 「伝えたい日本のこころ」第八話は、謡曲「六浦」より「青葉の楓」の物語です。日本文化と、継承される人々への、敬意、誇り、粛々たる感謝の念を添えてお届けいたします。  東国行脚を思い立った都の僧が、鎌倉を経て六浦港にたどり着き、安房清澄山に詣でる舟を待つあいだ、称名寺に立ち寄りました。そこで今を盛りと錦...
無手勝流・塚原卜伝とらんぼう侍

無手勝流・塚原卜伝とらんぼう侍

無手勝流・塚原卜伝とらんぼう侍 「伝えたい日本のこころ」第七話。今日は、"らんぼう侍”と塚原卜伝のお話、体格のよい外国人タレントさんの残念なニュースにふと思いたってお届けします。刀はなんのためにあるか・・・武道関係の仕事で出会ったお話、今あらためて、奥深い示唆を感じます。 剣術の名人・塚原卜伝が、諸国をめぐり、武者修行...
伊勢神宮 勅使参向

伊勢神宮 勅使参向

伊勢神宮 勅使参向 「伝えたい日本のこころ」第六話。お伊勢さんは、もっとも厳粛な神事の地でありながら、普段は魅力満載のパワースポットとして私たちに開かれています。風光明媚、美味しいものもいっぱいです。そのお伊勢さん、緊急事態にはこのような役割があるーー今日は東京でも、感染者数がかなり減りましたが、今、日本じゅうの社寺で...
野口英世 病原菌の研究に生涯を捧げる

野口英世 病原菌の研究に生涯を捧げる

野口英世 病原菌の研究に生涯を捧げる 「伝えたい日本のこころ」第五話は、野口英世です。幼い頃、母と読んだ'てんぼうびんぼう'の志に胸熱くしたものでした。偉人伝シリーズでは、ナイチンゲールやシュバイツァーも懐かしいですね。いつの時代にも、公益のために命をかえりみずに尽くした人々があること、繰り返し子どもたち、次世代の皆さ...
橘曙覧『独楽吟』

橘曙覧『独楽吟』

橘曙覧『独楽吟』 「伝えたい日本のこころ」第四話は、橘曙覧(たちばなのあけみ)です。たのしみは、で始まる、あけみの歌、ご存じの方も多いと思いますが、是非、あらためてご一読下さい。たのしみは 朝起きいでて昨日まで  無かりし花の咲けるみるとき歌人・橘曙覧(1812〜1868)は、越前福井藩城下の商家の長男として生まれまし...
中江藤樹 馬子の正直

中江藤樹 馬子の正直

中江藤樹 馬子の正直 「伝えたい日本のこころ」第三話。今、切実に問われている、ひとの誠実さ、正直さ、利他のこころ、についてのイメージ、こうしたお話をお子さんお孫さん、ご家族でいかがでしょうか。前回の「母への薬」でご紹介した『近江聖人』こと中江藤樹(1608~1648)にまつわるお話です。 とある武士が主君の命で江戸へい...
中江藤樹 母に届けたあかぎれのくすり

中江藤樹 母に届けたあかぎれのくすり

中江藤樹 母に届けたあかぎれのくすり 「伝えたい日本のこころ」第二話は、このお話を選びました。昔の方は、忍耐力、克己心があったのですね。克己心とは、自分を見る目を失わず、体を鍛え、知性を身につけ、弱い自分、甘い自分に打ち勝っていくことーー感染者数がさらに増え、本当に大変な日々ですが、来週も気を引き締め、そして笑顔で参り...
光明皇后 千人のからだを洗う誓い

光明皇后 千人のからだを洗う誓い

光明皇后 千人の体を洗う誓い 「まみのえ日記」あらため、「伝えたい日本のこころ」第一話は、病に苦しむ貧しい人たちのために、無料の病院を作った光明皇后の有名な伝説、日本における福祉の原型のお話ですね。 新型ウィルスの猛威、苦難に打ち克つために、最前線の医療を始め、重い責任を担う様々な現場で、人々がこころの中で燃やし続けて...
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