日独交流160周年絵本脱稿。絵本のために「シーボルトから熊谷に送られたピアノ」を描きました。



ドイツのトリアー独日交流協会より今秋発刊されるドイツ語絵本「希望の篝火(仮題)」、おかげさまで無事脱稿しました。
この絵本のために描き下ろした新作「日本最古のピアノ  シーボルトと熊谷義比」がこちらです。

長崎で日本医学の発展に貢献したドイツ人医師シーボルトは有名ですね。
その私塾鳴滝塾への萩の豪商・熊谷の資金援助へのお礼に、シーボルトは
帰国の際、愛用のピアノをプレゼントしました。絵の中央に書いた文字は、
シーボルトがピアノの中に書いた熊谷への別れのメッセージを写したものです。
オランダ語で、「留別のために」と書かれているとか。
日本最古のピアノであり、国交以前に育まれていた日独の友情の証でもあるこのピアノは、
今も萩熊谷家に大切に保存されています。

作画にあたっては、シーボルトの息子ハインリッヒのご子孫の関口忠相さま、熊谷家のご子孫江口伊織さまに
ご指導いただきました。ここに重ねて

御礼申し上げます。

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