伝えたい日本のこころ
〜歴史のことは未来のための 人生のこと こころのこと〜
「日本人らしさ、日本のこころとは何か、幼い頃からこれをずっと考えて参りました。
発端は両親や祖父母が話してくれた歴史ものがたり。
例えば、七重八重の和歌で有名な「太田道灌と山吹の少女」、故郷の国学者本居宣長と恩師賀茂真淵の「松坂の一夜」などの逸話です。
それらがいつまでも不思議に心に残っていて、思い出すたび元気が出るように感じたこと、そうした子供時代の経験を探究するうちにこの仕事に導かれていきました
国語の教科書などで読み、昔は誰でも知っていたお話には、歴史、伝統、民族の精神文化がたくされています。
それは後世の子孫たちの繁栄や幸せを願う、先人からの贈り物といえるでしょう。尊い知的財産である歴史ものがたりが、よりよい未来のための人生のこと、こころのこととして時代を経ても語り継がれていってほしい、その一心で絵筆をとり、若い方々に語りかけ、微力ながら活動しております。
中村麻美