中村麻美作品展 「伝えたい日本の話 日本のこころ」
2012年9月7日(金)~9月23日(日)10:30~18:30
フォーシーズンズホテル椿山荘 東京 <ロビー階 アートギャラリー>
9月8日(土)13:00~ オープニングご挨拶&ギャラリートーク
連休の期間中、「直江兼続」が新潟市の新潟県立図書館から貸し出され、「おせんの方」とならんで展示されました。
今年九月のフォーシーズンズホテル椿山荘での展覧会には、おふたりに越後より遠路旅していただき、また再会
していただきます。
「天地人」のご縁でこのような作品が残せたこと、ほんとうに幸せな事であると感慨は深まります。
新潟県長岡市の兼続お船ミュージアムにおおさめするお船さま、
ついに完成いたしました。
この絵は新潟県立図書館の
直江兼続とあわせて夫婦絵になるものです。
四月28、29日、長岡市与板町で講演と除幕式をさせていただきます。
二月十一日発行 「13歳からの道徳教科書」(育鵬社) 挿画を描かせていただきました。
現在、道徳教科書はほとんどなかったそうです。
それが日本人の質の低下、しいては国力の低下につながったと嘆く有識者の方々の熱い意欲で、
この教科書はつくられました。
内容には編集者の方々の
なみなみならぬ情熱もそそがれています。
多くの子供たち、そして大人にもお読みいただき、もう一度
徳目というものについて、
意識を深めていただきたいとわたくしも強く願っています。
今年九月七日より二十三日、東京目白のフォーシーズンズホテル椿山荘で日本武道館発行・月刊『武道』
表紙絵原画展「伝えたい日本のこころ」が開催されます。岩絵の具で描いた原画40点ほどのほか、花を
描いた本画作品も出展いたします。月刊『武道』表紙画は今年で六年目に入ります。
また二月に出版される『13歳からの道徳教育』(育鵬社)では挿画を20点描きました。中学生向けの教科書ですが、一般書店でも販売されます。
四月には、長岡市与板町にF30号のおせんさまをお入れする予定です。これは、昨年新潟市の新潟県立図書館におおさめした直江兼続の肖像画と夫婦になるように制作をすすめています。
今年も各種月刊誌の挿画、本画、神楽坂「和可菜」玄関のおむかえ画、また、昨年からご依頼いただくようになりました
M&K株式会社さまのカレンダー画、十二ヶ月の花の制作などに意欲的に励みます。
そしてみなさまにとって、この一年が希望に満ちた輝かしい年でありますよう、心よりお祈りしております。
古今東西のよいお話が網羅された大変読み応えのある教科書です。
弟橘姫からビートたけしさんまで、いろいろな絵を提供しています。
これは、「馬子の正直」、昔の日本人は身分の低いものでも気高い精神をもっていたという心ふるえるようなお話です。
十二ヶ月の花の絵を水彩画で描きました。大変デザイン性にすぐれたカレンダーで、ご好評いただいているようです。
花のカレンダーにもいつかは取り組みたいと思っていたのですが、早々にこのようなご縁をいただけるとは思っても
おりませんでした。
大河ドラマ「天地人」の初期に「おまえはあの紅葉になるのです」と与六の母が加藤清志郎君におしえさとした場面にはだれもが涙しました。
その名場面を思い出していただけるようにと描いたものです。
十月には、南魚沼市で坂戸城築城500年のお祝いの「紅葉の宴」が催され、作品のお披露目となりました。上杉のお殿様ご夫妻にもご高覧いただき、お喜びいただき、大変名誉なことでした。
<エッセイはこちら>
http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/book-column/essay/26.html
三月十日 震災の前日に新潟県立図書館に新作「直江兼続」をおおさめしました。F30号(910×727)です。
県立図書館の図書カードなどにもお使いいただくようです。今こそ、「愛」と勇気と手をあわせて祈り、念じています。
また、この絵と夫婦になる「おせんさま」も制作中です。こちらは兼続おせんミュージアムにおおさめします。(04/23/11)
県図 直江兼続 |
アトリエにて |
日本画・雨上がり決死隊 |
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元ミス日本の女性が数名集まって、
ひとりではできないことに、これからはどんどん挑戦したいですね、という内容の特集に加えていただきました。
こうした先端のファッション誌に載せていただくのはやや恥ずかしくもありますが、もったいなく光栄なことです。
公益に尽くしたひとびとのよいお話、勇気づけられるお話、慈悲のこころを伝えるお話など、わたくしたちの文化遺伝子にひびくお話を集め、描いていくつもりです。今月は野中兼山の海にすてたはまぐりを描きました。来月は
「恩讐の彼方に」で有名な青の洞門を描きます。わたくしも日本人の力を強く信じるひとりです。
(月刊「武道」は、全国の図書館の雑誌コーナーでごらんいただけます)
月刊武道表紙絵「伝えたい日本の話」シリーズもおかげさまで五年目に入ります。
新年号は「天岩戸」でスタートいたしました。
今年はやわらかいテーマのこころにとめておきたい話を選ぶことになりました。
どなたにも親しみやすく、心温まる絵をとこころ
がけ、日本画の岩絵の具で描いています。
近く原画展も開催する予定で準備中です。
また、昨年末より、ほかの雑誌の挿画の一部をアートクロスに描く試みを始めました。
絹布ですと扱いがむずかしいのですが、代用品として開発されたアートクロスですと、
絹布とほぼ同じような描きごたえで、絵の具の風合いが繊細に表現でき、
想像以上に雅な画面がつくれるよう思います。
渋谷の画材店ウエマツさんで出会ったアートグルーと
アートクロスによって、
作品世界に自由な新たな天地が生まれたように感じています。
画材の扱いに困ったとき、思った画面がつくれないとき、いつも親切に真剣にご指導くださる
ウエマツのみなさんには感謝してもしきれません。
スタッフの方々がすばらしくて、アウトローの
わたくしは、常に助けられています。感謝感謝涙涙です。
新潟県立図書館の安藤館長からのご依頼で二月末に直江兼続の肖像画をおおさめする
ことになっています。愛の前立兜着用の本格的な岩絵の具での作品に初挑戦です。
越後の
みなさまによろこんでいただける作品を残したいと、神仏に祈願し、現在懸命に制作中です。
リニューアルされたすばらしい県図書館にかけていただく日がとても楽しみです。
九月から十一月、新潟市南区役所味方出張所で「天地人」挿画展が開催されます。
作品100余りが三ヶ月にわたり展示されます。詳細は
新潟市南区役所 大泉さま(025-372-6604)までお問い合わせください。
最新作「陸軍大将 児玉源太郎」(岩絵の具 F20号(727×606))
本画で軍人の本格的な肖像画を描くのははじめてでした。
勲章や記章の調査には、
靖国神社資料課、外務省・外務省外交史料館、日本赤十字社、周南市中央図書館、大田区立図書館、はてはロシア大使館まで、あらゆる方々にご協力いただき、ご親切にしていただきました。
お力添えくださいましたみなさま、ほんとうにありがとうございました。
おかげさまで、七月十五日、築地の株式会社電通テック社長室に納品することができました。
大変に難しいチャレンジでしたが、今の時代に日露戦争の英雄の肖像画は珍しいということもあり、
電通社内でもなにかと話題にしていただいているときき、ほっと胸をなでおろしております。
「天地人」にまつわる出会い、思い、感謝の念を書き下ろします。全五回の予定です。
どうぞお楽しみに。
NHK土曜時代劇「まっつぐ」ごらんいただき、ありがとうございます。初回など、何回か作品が登場しているのですが、もっとも作品が長く映ったのは5月8日(第三回)です。松平健さんが画帳をばらばらにしてしまうのですが、なんともいえず光栄なことでした。
もちろん原画ではなく、美術の方が精魂こめてつくられた印刷の絵です。見逃されたという方、NHKのホームページからNHKオンデマンドで、過去の番組をごらんいただけます。たくさんのお問い合わせ、ご声援、ありがとうございました。
2010年4月16日NHK総合テレビ(毎週7:30~7:59、初回のみ73分スペシャル) NHK土曜時代劇「まっつぐ」に墨彩画を30枚ほど提供しました。
主人公の女性の母君の描いた画帳の絵という設定です。花の絵などのほか、荒崎海岸での写生画、ロケに同行し、
役者さんの作画指導もさせていただきました。ロケの現場は活気と緊張感にあふれ、非常に楽しく、いろいろな面で
大変よい勉強になりました。
一月二十五日
ふるさとの津市立栗真小学校で文化庁事業の芸術家派遣講師として小学校5・6年生対象に授業をさせていただきました。
江戸・明治期の日本画家・奥村石蘭の水墨の見本帳をお手本に、こどもたちに梅の絵、桜の絵を写してもらいました。この手本帳はわたくし自身が長年ずっと大切にお手本にしてきたものですが、おもいのほか、こどもたちは墨で絵を描くということに熱中し、絵を描くことがうまれて初めて楽しかったという感想文もたくさん届き、あらためて、ひとと絵の間に存在する絆のようなものに気づかされたような気がいたしました。よい交流の機会をいただき、感謝しています。
2月1日より、新潟県長岡市の「兼続おせんミュージアム」で
「天地人丸紋絵巻」が展示されています。
このたび、正式に天地人観光誘客推進協議会および直江兼続「愛」ネット実行委員会にお買い上げいただくことになりました。
ミュージアムのリニューアルにともない、挿画集、新聞連載のコピーも展示され、華やかになっているそうです。
丸紋絵巻、挿画集が、天地人の思い出をになうもののひとつとして、末永くみなさまに楽しんでいただけることを心から願います。
2月13日、火坂先生を囲んでの新潟日報賞受賞記念祝賀会のお席で、そのご挨拶をさせていただくことになっています。おせんさまのふるさと、雪の与板が楽しみです。
津展にお運び下さったみなさま、そして、応援してくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
七年にわたる天地人の旅のおわりに、ふるさとで挿画展を開いていただけたこと、ずっと遠ざかっていた
懐かしい人々にも喜んでいただき、楽しんでいただけたこと、幸せでした。そして、展覧会実現のために
惜しみなく力をつくしてくれた同級生・おかえり文化実行委員会、えんの仲間たちとのあたたかい再会、
数々の新しい出会い、ふるさと津市との再会など、またかけがえのない経験をさせていただきました。
感謝してやみません。
今年の仕事おさめは4月からのNHK土曜時代劇「まっつぐ」の劇中画です。
ひさしぶりに描く古典的な墨彩画、スケジュールがタイトで、なかなかうまく描ききれませんでしたが、またよい刺激になりました。先日、ドラマのロケの下見におともして、小田原城や荒崎海岸を取材してきました。すがすがしく、楽しい冬の一日でした。ランチにいただいたあじのたたき定食も美味しかったです。
「伝えたいもののふの心」、一月号は新田義貞・太刀を竜神に捧ぐです。
また、月刊「アミューズメントプレスジャパン」で、あたらしく連載もはじまりました。
「トップをささえた補佐役列伝」第一回は片倉小十郎、第二回は直江兼続です。心の琴線が尊い力でかきならされたかのような、数々の得がたい経験をいかし、これからもさらなる新境地を開いていこうと、心静かに真新しい意欲を燃やしています。
新潟日報・山形新聞など全国13紙で掲載された「天地人」(火坂雅志氏作 全460回)の挿画集を制作いたしました。信濃毎日新聞以外は白黒掲載でしたが、原画のカラー挿画460枚のなかから、雪の雲洞庵、馬上謙信公、御館の乱、京屋敷のおせんさま、直江状、天下ではないもうひとつの道、など心に残る30枚を選びました。
印刷の技法はオフセットではなく、和紙に染め摺りという特殊なもので、おくゆかしく美しい発色です。古風な折本仕上げ、やはり版木で刷られた貴重な江戸唐紙をはりこんだ特製スリーブ、桐箱入り。古い時代の画帳や紙芝居のように「天地人」の世界をふりかえっていただけるこだわりの画集です。
サイズ:幅21,2cm×縦15,5cm×幅1cm
桐箱 江戸唐紙スリーブ入り
内容:挿画 30枚 和紙に染め摺り
装丁:折れ本式 紅色と紺色の二種からお選びいただけます。
定価:2万円(限定100部)税送料込み
あるとき、兼続に向かって、お船がこう語りました。
「この世はひとりの力で成り立っているものではないのです。大勢の人間の力が積み重なって、はじめて物事は動くもの。南山に鼓打てば、北山に舞うと、禅語にも言うではありませぬか」
新聞小説「天地人」(火坂雅志作)のなかで、魚野川をくだる川船に乗って、坂戸から与板まで兼続がお船を送っていく、美しい雪景色の場面での台詞です。普段、ほとんど誰にもお会いすることなく、画室でひとり絵を描いている私が、この「天地人」の挿画の仕事を通して、もっとも深く肌身に感じて学んだことは、まさにこういうことでした。小説のなかで火坂先生が魂をこめるようにして描いていらした、愛のこころ、義のこころ――、それらは勝っても負けても人は決してひとりではない、みな同じくおおいなるものの懐に属し、目にみえない世界で互いにささえあっているのだということの換言ではないかと思うのです。
中村麻美
2009年NHK大河ドラマ「天地人」 原作、火坂雅志氏の新聞小説 「天地人」の挿画(新潟日報、山形新聞など 全国13紙掲載)460点のうち、約200点を展示するほか、新作 「天地人丸紋絵巻」、挿画集を発表いたします。ご来場おまちしております。
会期:2009年4月21日(火)~26日(日)
時間:AM11:00~PM7:00(最終日はPM5:00まで)2008年12月末、大河ドラマでも舞台として登場した禅寺・雲洞庵に「兼続景勝 勉学の図」(岩絵の具による本画/サイズ1620×1300)をおおさめしました。
ドラマの初回「五歳の家臣」と同じく兼続五歳、景勝十歳が名高い禅師・北高全祝に薫陶を受けている場面です。
座した人物三人がならび教え学ぶという静止した図案で寸法の大きい作品なので、魅力のあるものにするためには苦労がいるだろうと思われましたが、ほかのことはどうあれ、何より子どもたちがかわいく凛々しく描けたのでほっとしています。
おそらく、情け深い仏様がお力を貸してくださったのでしょう。
昨年12月22日、新潟にむけて我が家から搬出される日には、ドラマに先んじて「おまえたちは二度と東京にもどってくることはないのです。これからは南魚沼の方々にかわいがっていただくのですよ」と涙ながらにトラックを見送りました。
それから毎日、多くの方々に楽しんでいただけたら、愛していただけたらと祈っています。連載当時のことであるとか、本当にいろいろな思いを込めて描きました。
現在の御前様・新井勝龍禅師は雲洞庵にまたひとつ宝物が増えたとおよろこびくださいましたが、わたくしにとっては、この経験自体も宝です。ほんとうに幸運なことだと思います。
ご縁に感謝しながら、天を仰ぎみ、ありがとうございますと念じてみたり、じっと手をみて、もっともっとがんばらなければと思ったりしています。
「天地人」縁の六都市(南魚沼市、上越市、長岡市、新潟市、 会津若松市、米沢市)共同で
「直江兼続カレンダー」が制作されました。それぞれの土地に関係した挿画をお使いいただいています。
用紙は以前、火坂先生とごいっしょに講演のお仕事をいた だいた北越製紙さんのもので最高の品質です。
各都市一ページ ずつのレイアウトには米沢の青葉堂印刷さんの担当者の方が大変 お骨折りになり、
中身がみっちり充実した必見の構成です。
ご興味のある方は、各自治体にお問い合わせくださると、おもとめ いただけます。一部1000円だそうです。
こちらは以前からご提案していた切手シート。
またひとつ、夢がかないました。
直江兼続の居城・与板城のあった長岡市与板町の写真
切手もあり、レアな感じです。
ご興味のある方は、長岡市に お問い合わせください。