まみのえ日記

松陰先生と涙松 吉田松陰歿後160年記念「松陰先生大集合」に行って参りました

松陰神社から特別にご許可いただきました展示写真を上げます。

50号の本画作品「松陰先生と夏橙」は2年前、幕末期萩一の豪商熊谷家での展覧会のためにお描きしたもの、シーボルトのピアノで有名な熊谷家伝来の青絵の絵皿に萩の、そして武士の時代終焉のシンボル夏橙を盛って、先生にお出ししたら、という設定の作品でした。「松陰神社にお帰りになられて先生、嬉しそうですね」、とお優しい熊谷伊織さんも喜んでくださいました。

吉田松陰歿後160年記念「松陰先生大集合」は、日本を代表する偉人の肖像がずらりと並ぶ圧巻の展示で、興味尽きない関係資料もたくさん!しかも、企画された神職で学芸員のN氏は三重県立津西高の後輩という不思議。うちの猫さんたちがお世話なっている、我が家の向かいのアニマルクリニックの院長も、やはり後輩だったことにもアッと驚きましたが、さすが津西ネットワーク!?

松陰先生には、いつもいろいろな意見が集まりますね。でも、例えば「涙松」のエピソードならば、どなたにもうなづいていただけるのではと考えたり。城下が見渡せる最後の場所で振り返り振り返り涙を流す涙松ーーひとはいろいろに違っても、人生の大事な場面では相通ずる思いを抱くもの、歴史を紐解くと、時代は違っても、大変立派な方でも私たち現代人と同じ感情、似た体験があったりもする、それを知ることが励みになる、勇気づけられる、生きる知恵を分けていただける、「涙松」も、いつかお描きしたいエピソードです。

月刊『武道』表紙で、一年間、松シリーズも検討中、ふるさと三重県桑名市多度の「ヤマトタケル 尾津前の一本松」も描けますし、大学時代に研究した三保の松原羽衣伝説も、などなど妄想は果てしなく膨らみます^^

展示は12月2日まで、途中展示替えがあり、小品「松下村塾」も掛けていただきます。松陰神社北参道に新しく設置された「学びの道」も必見、松陰先生のメッセージを読みながら読みながら、心洗われる時間が過ごせます。学びの道で読ませていただいた「心交」ということば、資料にみつけた「愛他の心」ということばの響きが、ストンと心に収まった、今回の訪問でした。松陰神社の皆さま、熊谷家のみなさま、素晴らしい機会をありがとうございました。

お魚が美味しい、美しい世界遺産の城下町萩へは、山口宇部空港、萩石見空港から、近鉄ジャンボ乗り合いタクシーで1時間15分です。出雲空港から、レンタカーで旅情を楽しまれた方々も^^素敵な旅をなさったようです。


萩近鉄タクシーは、こちらをご覧ください。
http://www.hagi-kintetsu.co.jp/item.html

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